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FM Towns: Free Software Collection 7
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1993-11-30
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22KB
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116 lines
$cなかなかいい森だな。空気がうまい。$pさて、次の村まであと少しだ。急ぐとするか。
$l$s誰か、助けて!!$m$cなんだ!?
$r$s助けて下さい。魔物に追われてるんです!!$m$cなんで俺が助けなきゃなんないんだ?$g 自分で何とかしろ。$r$sそんなぁ。あっ!来た!!
$m$cなんだ、ただの豚か・・・。$l$sな、なんだと?!俺のどこが豚なんだ!!$m$c幸せな奴。鏡も見たことがないのか。$l$sなにぃ、このへぼ魔術師、ぶっ殺してやる!!$m$c面白い冗談だ。豚にしてはなかなかだな。まぁ100万年かかっても無理だろうがね。$g とにかく俺をへぼ魔術師よばわりした代償は払ってもらおうか。$pいきなり、ファイアー・ボール!!
ふん、無駄な力を使ってしまったな。$g さて、行くか。$r$s待ってください。$g あ、まず助けてくれてありがとうございます。僕はこの先の村のライです。$g ぜひお願いしたいことがあるんですが聞いていただけますか?$m$cいやだ。$r$sど、どうしてですか?$g なにか僕、失礼なことでも・・・?$m$cどうせくだらない仕事の依頼だろう?$g 俺は金にならない仕事はしない主義だ。$r$sあっ、報酬の件ですか?$g うちには結構立派な家宝の首飾りがあるんです。もしそれでよければ報酬にさしあげます。$g ですからお願いです、話を聞いてください。$m$cふ~ん、家宝ね。それなら考えてやってもいい。で、仕事の内容は?$r$s僕のレイラ姉ちゃんが魔族にさらわれちゃったんです。村の人達は魔族には絶対に勝てないって言って助けてくれないんです。$g だから僕が助けようと村を出たんですが、やっぱり駄目でした。$pお願いです、力をかしてください。
$m$cほう、魔族か・・・。$r$sそうなんです。しかも普通の奴じゃないんです。とびっきり強い奴なんです。$m$cお前、そういう事をぺらぺら喋って、俺が依頼を引き受けると思うか?$r$sえっ、え~と、その~。$m$cあ~、わかったわかった。$g ちっとはおもしろそうな依頼ではあるから家宝とやらが気に入ったら引き受けてやるよ。$r$s本当ですか!?ありがとうございます。でも相手は本当に強いですよ。$m$c大丈夫。俺は史上最強の魔術師だからな。$r$sえ゛?$m$cとにかくその家宝とやらを見せてくれ。後はそれからだ。$r$sは、はい・・・。$p(もしかして、失敗だったかなぁ。)
$sどうでしょう、こんなものですが。
$c(ふ~ん、これは相当古いな・・・。しかもこの俺がなんでできているかすら解からないとは・・・。$g いわくありげなものだな。まぁ値打ち物には違いないな)$pよし、まぁいいだろう。魔族が相手だしな。まけとこう。$sそうですか、ありがとうございます。$g 姉さんは森を抜けた所にある古城に捕われているはずです。どうか助け出してください。$cあぁ、まかせておけ。
$cくそっ!この城入り口がねぇぞ!どうなってんだ?$pん?こんな所に穴がある。どうやら鍵穴らしいな。かといって鍵はなし、か。$pしかたない、いったん町に戻るか。
$r$cおや?なんだこのあからさまに怪しい奴は?$m$sお困りのようですね。$r$cあぁ、この先の城の鍵がなくてな。$m$sでは、私が占ってしんぜましょう。800Gでどうです。$r$cなんだと!高すぎる、まけろ!!$m$sう~む、せこい人だ、では790Gでどうです。$r$cぶち殺されたいのか?$m$sわかりました500G。これ以上は1Gもまけませんよ。
$m$sおや、お金が足りないようですね。貯まったらまた来てくださいね。
$r$cちっ、せこい奴。よし500Gだな、ほら。$m$s確かに。ではお教えしましょう。$g 鍵は町から4番目の木に隠されています。$r$c早いな。もう占ったのか?まるではじめから知っていたようだな。$p 怪しいなぁ。さては貴様魔族だろう!$m$sな、なにをおっしゃいます。私のどこが怪しいんですか。$r$c全部。$g う~む、その格好、その言動が怪しくないと言う程の馬鹿とは。$pやはり貴様魔族だな!!$m$s私が魔族ならなぜあなたに鍵の場所を占ってあげるんですか!$g いいかげんにしてください。$r$cなんだ、違うのか。$g お前がそうならもう仕事は終わりだったのに。$p面倒だな。やっぱりあの城に入らなきゃならないのか。$g しかたない、行くか。$g じゃあな。$m$s二度とこないで下さい!!
$cこの木か・・・。あぁ、あったあった、これか。$g あの占師一応本当の事を教えた訳だ。
$r$cなんだお前は?なにをやっているんだ?$m$sわたしはティリンス。旅の冒険者よ。$g 魔族退治に来たら罠にかかっちゃったの。$g お願い、鍵を探してきて。$r$c(近頃頼まれる事が多いな・・・。日頃の行ないが悪いんだろうか・・。)$m$sねぇ、聞こえてる!?$r$cあぁ、聞こえてるよ。わかった、鍵があったら助けに来てやる。$g あてにしないでまっていてくれ。$m$sあてにするわよ。$g 大体あなたも魔族退治にきたんでしょう?$r$cあぁ、まあな。$m$s城の中心への鍵は私がもっているのよ。だから私を助けないと、どっちにしろ城の中心には行けないわ。$r$cなんだって?あ~あ、しょうがない、あてにしてまっていてくれ。$m$sえぇ、お願いね。$g 鍵はどこかの柱に隠されているはずよ。
$cこの柱だけ他と様子が違うようだが・・・。$pん?小さな穴がある。やっぱりな、思った通りだ。なかには鍵があるようだが・・・。おっ、手が入らないぞ。これでは取れない。$pどうしたもんかな。$g なにか細長い物があればいいんだが・・・。
$cよし、この釣りざおを使って。$pよっと、よし、取れたぞ。
$r$cおい、助けにきてやったぞ。$m$sわ~い、ありがとう。
$r$cさぁ、城の中心部への鍵をくれ。$m$sいや。$r$cおい、人の恩を仇でかえすきか?$m$sなにいってるの、私もいっしょにいってあげるのよ。$r$cなんだって?冗談だろ?$m$s大丈夫、こうみえても魔力は強いんだから。$r$cだって、おい・・・。$m$s迷惑・・・?
$r$cいや、そんなことはないが。しかし、でも・・・。$m$s良かった。さぁ、いきましょう。$r$c(なんてこったい)
$l$cあぁ、いたいた。レイラってあんたかい?$r$sえぇ、そうですが。あなた達は一体?$l$t今助けてあげますよ。$cさて、俺の魔法で扉をぶち壊すか!$t残念だけどクレオン、ここにスイッチがあるわ。これで開くでしょう。$cなんだ不用心だな。
$l$tあなたの弟さんにたのまれて来ました。さぁ、一緒に逃げましょう。$r$sありがとう。でも・・・、駄目なんです。$l$t何故!?$r$sあいつからは絶対に逃げられません。さぁ、逃げてください、あいつが帰ってきてしまいます。$l$c何を言ってるんだか。俺がそこらへんのへなちょこ魔族ごときにやられるとでも思っているのか。まったく失礼な。さぁ、さっさと行こうぜ。魔族が邪魔するんならちょうどいい。ついでだから叩き殺して帰ろう。$tそうそう、ひっぱってでも連れて行くわよ。さぁ、早く。
$sこの村を出て森を抜けて行くと古い城があるんだ。どうやらそこに魔族が住み着いたらしいんだが、我々ではどうもできないしなぁ。
$s最近越してきたレイラさんが怪物どもにさらわれたそうよ。無事だといいけど・・・。
$s危ないから外にでちゃだめだってママが言うんだ。つまんないな。
$s僕は釣りに行きたいのに、パパが許してくれないんだ。この時期は大きなのが釣れるのにーー。
$s近頃は怪物どもが多くて困ってるんだ。この村も守りを固めないといけないな。
$s$cおじさん変なかっこー。$cこのガキ、ファイヤーボールが食らいたいのか?
$sえっ、釣りざおをかしてほしいって?うん、いいよ。でもちゃんと返してよ。
$r$tあら、誰かいるわよ。$cあぁ、さっき城の鍵のありかをおしえてくれた占師だ。$l$sどうやらうまくいったようですね。$r$cあぁ、おかげさまでね。$tどうもありがとうございました。$l$sではお遊びはここまでですね。$r$tえっ!$cティル、危ない!!
$r$tキャー、クレオン、しっかりして!!
$r(ちっ!こいつやはり魔族だったのか。それにしても、俺としたことが人をかばって怪我をするとは。一生の不覚だな。)$l$sおや、まだ生きているんですか。しぶといですね。じゃあ遊びを続けましょうか。$pそちらのお嬢さんの弟さんを返して欲しければ今日の日の入りまでに私の所へいらっしゃい。$g 私に勝てたら返してあげましょう。勝てたら、ですけどね。$pまぁ頑張ってゲームを盛り上げてください。
$rお、い、へぼ魔族・・・。今の言葉、すぐに、後悔、させて、やる、ぞ・・・。$l$sおや、元気ですね。まぁそうでなくてはおもしろくありません。$pではまたお会いしましょう。
$r$tクレオン、しっかり!!$l$sはやく町に戻ってお医者さんにみせましょう。$r$tえぇ、そうね!!
$l$t先生、どうですか?$r$sこれは危ないな・・・。$l$tそんな!お願いです。なんとかしてください。$r$sロガセインの葉があればいいのだが、近頃魔族のせいで薬草が手に入らないんだよ。$l$tその薬草はどこにあるんですか。$r$sこの町を出てすぐの二本の木の間の脇道を進むとあるんだが、近頃そこに魔物が棲みついて、なかを迷路のようにしてしまったんだ。$l$tそれがあればクレオンは助かるんですね!$p私がとってきます!!$r$sしかし、危険だぞ。$l$t大丈夫。私も冒険者のはしくれですから。$p(クレオン、死なせはしないわ!決して!!)
$m$tどうです。ライ君いましたか?$l$s駄目です、どこにもいません。$m$tそうですか・・・。でも、心配しないでください。私がきっと助け出してみせます。$g 今からちょっと薬草をとりに行かなくちゃならないけどそれからでも日没までには間に合いますから。$l$sいえ、いいんです。私が行ってきます。そうすればライは返してくれるでしょう。$m$t駄目ですよ!レイラさん!!魔族はそんなに甘くないですよ。二人とも殺されちゃうのがおちですよ。私にまかせて、軽はずみなことはしないでくださいね。$l$sは、はい、わかりました。どうかご無事で・・・。$m$t大丈夫。こうみえても結構腕には自信があるのよ。じゃぁ、いってくるわね。$p・・・クレオンをよろしく。$l$sえぇ、気を付けて。
$m$sあぁ神様、どうかライを、ティリンスさんを、そしてクレオンさんをお救いください。
$tなんなの、この森は!同じ所をぐるぐる、ぐるぐると!!いったいロガセインの葉はどこにあるの!
$r$tもしもし、大丈夫ですか?$l$sき、君は?$r$tティリンスっていいます。まってくださいね、今直してあげます。
$l$sありがとう。すっかりよくなったよ。$r$tどういたしまして。道にまよったんですか?$l$sそうなんだ。木の化け物にであってね。それでやられてしまったんだ$r$t木の化け物?そこにはどうやっていくんですか?$l$s奴に会いにいくのかい?やめた方がいいよ。えらく強かったからね。$r$tいえ、どうしても行かなくちゃいけないんです。お願いです、教えてください。$l$s命の恩人の頼みじゃ断れないな。いいかい、ここをでて、三つの道にわかれているところで右・右・左・左・右・左だ。わかったかい?$r$tわかりました。右・右・左・左・右・左ですね。ありがとう。町まで案内したいんですが、急いでますので、すいません。ここでたらすぐですから。$l$sいや、大丈夫。僕だってそうやられてばかりじゃないからね。自力で行くよ。あ、そうだお礼にさっきみつけた物をあげるよなんだかよくわからないけど役に立つこともあるかもしれない。$r$tありがとう。それじゃあ、気を付けて!
$tあったわ!!これがロガセインの葉ね!!$pさぁ、早く帰らなきゃ。
$m$t先生、これですか!$r$sおぉ、それだそれだ。$pよしこれで大丈夫。一週間もすれば治るだろう。$m$tよかった・・・。
$m$tレイラさん、クレオンのこともう少し頼みます。今からライ君を助けにいってきますから。$l$sわかりました、無理をしないでくださいね。$pそうだ、家にこんな物があったんです、もっていってください。
$m$tありがとう。じゃあちょっといってきます。
$r$sよくきたな、娘。さすがに男はこれなかったか、つまらんな。$m$t油断してると痛い目にあうわよ!ライ君は無事でしょうね。$r$sあぁ、もちろんだ、ゲームは公平でなくてはいけないからね。$m$t人をゲームの駒のように扱うなんて!$p許せない!!$r$sしょせん人などゲームの駒ぐらいの価値しかない。しかし、このゲームの勝敗はもう決したようなものだな。$l$sそれはどうかな!!
$m$tクレオン!大丈夫なの!!$l$sあぁ、もちろん。$g あのやぶ医者一週間絶対安静とかほざいていたがあんな戯言は聞いちゃいられないからな。$r$sほう、これはおどろいた。あの傷でここまでやってこれるとは。しかし君が来たところで死体が一つ増えるだけだよ。
$l$sさぁ、それは戦ってみないとわからないんじゃないか?$r$sふん、この世界の武器では私を傷つけることもできぬわ!!さぁ、来たまえ!!
$r$sば、馬鹿な・・・。その、武器、は、・・・。やはりあいつらは・・・。$m$cなにをごちゃごちゃ行ってやがる。さっさと消えろ!$r$s私を倒したぐらいでいい気になるな、よ・・・。$lすぐに、貴様達も・・・。
$m$tふう、やっと終わったわね、クレオン。$cあ、あぁ、そうだ、な・・・。
$m$tちょっとクレオン!死んじゃやだ!!$r$s大丈夫、ちょっと、無理を、した、だけだ・・・。$m$tクレオン!!!
$l$sよかった。すっかりよくなったね。ライ君も無事だったし。$gよかったよかった。$m$cあぁ、おかげさまでな。$r$sティリンスさんずっとついていたんですよ。$m$cそ、そうか。ありがとうな、ティル。$l$sそんな、当然でしょ。そんなの。$m$cあ~、ところで、レイラ、聞きたいことがある。
$r$sはい、なんでしょう・・・。$m$cあんたたち、何者だ?$r$s・・・わかりましたか。$m$sあぁ。あの家宝の首飾り、あんたにもらった杖、衣、どれもこの世界のものではないな。そしてあの魔族の「この世界の武器では」という言葉、すべてが別の世界の存在をしめしている。$l違うか?$r$s・・・そうです。私達はこの世界とは違う世界の者です。私達の世界は「SLATY」という世界です。$m$cで、あんた達はなぜこの世界へ?$r$sお願いです!私達の世界を、「SLATY」を救ってください!!$l$sえっ、えっ、一体どうなってるの?$m$cあとで説明してやるよ。
$m$cで、「SLATY」を救えっていうのは?$r$s「SLATY」に突然魔族が侵入して来たのです。しかもその魔族には我々の力は一切通じませんでした。$m$cなぜだ?$r$s「SLATY」にはこの世界のような「魔術」の力がないのです。あの魔族達を倒すことができるのは、「魔術」の力のみです。そこで私達がこの世界に力を貸してもらおうとやってきたのです。「魔術」の力の溢れるこの世界に・・・。$m$cで、あの魔族を倒した俺達にその仕事を頼もうってわけか。$r$sはい。どうかいっしょに「SLATY」へ行ってください。$m$c一つ聞きたい。何故あんた達がこの世界への使者として選ばれた?$r$s・・・我々が王家の一員だからです。$m$cそうか・・・。いい心掛けだな。$l$sなんだかよくわからないけど、まっかせて!!私達がなんとかしてみせるわ!!
$m$cおい、「私達」ってのはなんだ「達」ってのは!$p俺はやるとは言ってないぞ!$l$sもちろんやるわよね?クレオンは親切だもんね。$m$cな、なにをいってやがる。俺は報酬のために仕事をするんだ!
$m$cレイラ、もちろん報酬は望みのままだよな?$r$sえ、えぇ、世界を救ってくれればいくらでも。$m$cよし決まった。さぁ、行くぞ。$l$sもう、クレオンたら照れちゃって。$r$s[ライ]$g よかった、クレオンさん達がきてくれれば安心だ!$r$s[レイラ]$g では「扉」を、開きます。
$s大変ですね。どうか頑張ってください。
$s今度はライ君がさらわれたそうよ。この村も危ないわね。
$sライがさらわれたんだって・・・。大丈夫かなぁ。
$sどう、大きな魚釣れた?。
$sすまないな、迷惑かけて。この村の守りはなんとかやっとくよ。
$sライ君がさらわれたんだって!おねえちゃん、ライ君を助けて!!
$sあなたがあの魔族を倒してくれるという方ですか。頑張ってください。
$sこのごろは危なくて外もおちおちあるけないよ。$g困ったもんだ。
$sいったいいつになったら平和な世界に戻るんでしょう・・・。
$s外の木には色々な木の実があるけど、外にでれないんじゃなぁ。
$sアルムの実が必要なんだけど外には行けないし、困ったわ。
$m$c着いたのか。$r$sえぇ、着きました。「SLATY」へようこそ。$l$sふ~ん、あんまり私達の世界と変わらないね。$m$cそうだな、で、王宮はどこだ。$r$s王宮ですか・・・。残念ですが魔族に襲われた時に焼け落ちて今はありません。王家の者は今はこの家に。隠れ住んでいます。$m$cそうか。$g(報酬大丈夫だろうな?)$l$sクレオン、今くだらない事考えたでしょう。$m$cな、なんのことだ。$gと、ところでレイラ、その魔族の親玉はどこにいるんだ。$r$sこの町を出て、一つ洞窟を抜けたところです。$m$cじゃあ、そこに行って親玉を倒せば終わりだな。簡単な仕事だ。$pいくぞ、ティル。$l$sうん。$r$sあっ、父上に会われませんか?$m$cあぁ、遠慮しておくよ。どうも王族とかは苦手でね。$r$sそうですか、ではどうかお気を付けて。$r$s[ライ]$g 頑張ってね!
$m$cまぁ、当然そうすんなりいかんわな。$t魔術による施錠ね。$g解除する「鍵」をみつけないと。
$m$cいかにも何かありそうなんだがなぁ。$tでもとくに仕掛けとかボタンとかはないみたいよ。$cそうだな。まぁ、とりあえずほっとくか。
$m$cこれが「鍵」だと思うんだがな。どうすればいいんだ。$tそうね、特に窪みのようなものもないし・・。やっぱり中に封じこめられている魔力を開放するんでしょうね$cて、ことは壊せばいいんだな。$pそれ!!
$m$tきゃっ!もう、クレオンたら乱暴なんだから。$cでも、開いたろ?$tそれはそうだけど・・・。
$m$tなに、これ?$cなにかの操作方法みたいだが。一応持っていくか。
$m$cなんだこりゃ?$gあからさまにあやしいぞ。$tでも何をすればいいかわからないわ。$c適当にいじってもだめだろうな。
$m$cさっき見つけた説明通りにやってみるか。$pえ~と、こうしてこうして・・・$pこうだ!!
$m$tクレオン、なんか凄い音がしたわよ。$cまぁ、なにかが起こった事は確かだな。
$m$tえ゛っ?!$cい゛っ?!
$m$cおお、すげ~、全部凍ったぞ。$tこれで登れるわね。
$m$sえっ!アルムの実をとってきてくださったんですか!$pありがとうございます$gお礼にこれを持っていってください。
$m$s本当にありがとうございました。
$sよくここまでこれましたね。$g我々は魔族のおかげでこんなところに隠れ住んでいるんですよ。
$sまったく嫌な世の中だ。
$sあぁ、早く平和な世界にならないかしら・・・。
$s僕、空飛ぶ装置を発明したんだ。$gでも誰も信用してくれないんだよ。
$sこの世界はこれからどうなるんでしょう・・・。
$m$cなんか音がしないか?$tそういえば・・・。$gなにか音がするわね。$c嫌な予感ってやつをびしびし感じるな。$t見て!落石よ!!
$m$cやっぱりなぁ、うんうん。$t落ち着いている場合じゃないわよ!早く、逃げましょう!!
$m$t道をふさがれちゃったね。$cまったくだ。どうしたもんかな・・・。
$m$c随分いい武器がそろってるな。$s[店主]$gもちろんだ。全部魔族に挑んだ勇者達の遺品だからな。$tえ゛っ!$cこれだけの武器があっても勝てなかったのか。$s[店主]$gあぁ、なんでも奴を倒すには「魔力」と「魔杖」が必要らしいぞ$cちょっと待て。「魔力」はいいが「魔杖」ってのはなんだ。$s[店主]$gん、知らないのか?$gこの先の「ディルト山」のどこかに隠されてるっていう有名な杖だ。たしか「スプリタス」とかいったかな。あれがないとまぁ奴は倒せないだろうな。$cくそ~、話が違うぞ!「魔力」だけじゃだめなのか!$tしょうがないわ。その「スプリタス」を先に取りにいきましょう。$c畜生、報酬をおもいっきりふんだくってやる。$s[店主]$gディルト山には町をでて、木の間をぬければ行けるぞ。
$m$sえっ!僕の飛翔機が見たいんですか?$gいいですよ。これがそうです。
$m$cほんと~にこれで空が飛べるのか。$sえぇ、僕の計算によればしばらくの間は飛べるはずです。$tへ~すごい!$cこれ、幾らで売る?$sこれを使うんですか?それなら只でいいですよ。ちょうど実験したかったんです。$c実験、ね。$tねえ、これまさかいきなり爆発したりしないでしょうね。$sもちろんです。$g計算上は。$c計算上は、ね・・・。
$m$cん?飛翔機の調子がおかしいぞ。$tきゃっ!おちる~~~~~~~
$r$sお前達、何をしにきた。$l$c「スプリタス」とやらを取りに来た。$g できれば平和に持って帰りたいんだが。$r$sまぁ、それは無理だな。$l$cやっぱりな。別にあてにはしてなかったよ。$tどうしてこう話のわからないのばっかり出て来るのかしら?$cものわかりのいい怪物も不気味だぞ。$r$s別れの挨拶はすんだか?$l$cお前こそ、最後の数秒を楽しんだか!$g 行くぞ!!
$m$cさて、この珠をはめてやれば開くはずだな・・・。
$r$sあっ!開いた!!$m$cさて、いくか。$pじゃぁ、ここで待っていろ、ティル。$r$sえっ、どうして?!私も行くわよ。$m$cどうしてもこうしても、奴に通用する杖と衣は一つしかない。$gだとしたら俺が行くしかないだろう。$r$sどうして!私でもいいじゃない!!$gだいたいそんなのなくても私なら大丈夫よ。ヒーリングに徹するから。$g お願い、一緒にいきましょう。$m$c駄目だ、危険が大きすぎる。$r$sそんなぁ。$m$cそんなに俺が信用できないか?$r$sそんなことないわ!
$m$cだろ?最後は男に格好をつけさせてやるもんだぜ。じゃあな。$r$s・・・・・・・・。$pわかったわ・・・。$g$g 気をつけて・・・。$m$cまかせとけ!$g俺に勝てる奴なんぞ、この世にはいないさ。$pじゃあ、ちょっといってくるぞ。
$m$cやっと到着だ。$gこの悪趣味な扉から見て、ボスはこの中だな。$tそうね、きっとここだわ。$cん?この扉開かないぞ?$tねぇ、クレオン。ここに窪みが3つあるわ。$gここになにかを嵌めるんじゃないかしら?$cなんだ、面倒だな。$gこういう仕掛けをする奴の神経を疑うな。不便なだけだろうに。$pま、しょうがない。嵌めるものを探してくるか。
$m$cちぇっ!まだ足りないか・・・。
$m$cいまさら戻るわけにはいかないな。$gま、さっさと終わらせるか。
$m$cお前がこの魔族の総元締めか。$r$sそうだ。$g お前が私を倒すとかいう勇者か。$pご苦労なことだ。わざわざ別の世界からやってくるとは。$m$cまったくだ。$g ここまでやってやれば本望だろう。$gおとなしくくたばれ。$r$sしかし、私が倒せるかな?$gいくら「スプリタス」を手に入れたとてお前にそれが扱えるか?$m$c俺は天才だぞ。それくらい朝飯前だ。$r$sまぁ私には天災といったところかな。$p さて、無駄話はここまでだ。$g今までの勇者同様、塵に帰してくれるわ!$m$cやれるもんならやってみな!!$g 行くぞ!!!
$m$c終わったな・・・。$l$sクレオン!!
$m$cよぉ、ティル。終わったぞ。$l$sやったね、クレオン。さすがだね!!$m$cもちろんだ。俺に不可能はないからな。$l$sうん、そうだね。クレオンってば無敵だよ!!$m$cうっ、肯定されると調子が狂うな。$g まぁいい、さぁ帰るぞ。$l$sうん!
$r$s[レイラ]$g 本当にありがとうございました。$m$cいや、いや。たいしたことじゃない。$r$s[ライ] $g 僕もクレオンさん達の活躍、みたかったなぁ。$r$s[レイラ]$g そうだ、報酬の件ですが・・・。$m$cおぉ、そうだそうだ。$l$sク・レ・オ・ン~。$m$cいいじゃないか、少しくらい期待したって。$r$s[レイラ]$g この国をあなたにさしあげます。$g ぜひこの国の王になってください!$m$cい゛っ!$l$sえ゛っ!$r$s[ライ]$g 要するにクレオンさんが姉ちゃんのお婿さんになればいいんだよ。$l$sだめだめだめだめダメ~~~!!
$r$s[ライ]$g ?何で?$l$s何でも!!!$r$s[レイラ]$g いかがですか?クレオンさん。$p私はあなたさえよければ・・・$m$cおっと、待った。$g 俺も悪いが王座には興味がないんでな。$g 辞退させてもらうよ。$r$s[レイラ]$g そうですか・・・。$g わかりました。では報酬はお金で・・。$m$cそれもいいよ。今この国にはそんな金はないだろう?$g だいたい俺達の世界では通用しないだろうからな。$r$s[レイラ]$g そんな、それでは私達の気持ちが・・・。$m$cいいんだ、この旅でもっと大切なものを手に入れたから。
$l$s・・・・・?$r$s[レイラ]$g ・・・そうですか。やはり帰られるのですね・・・。$r$s[ライ]$g ねぇ、この世界にいれば英雄だよ!もとの世界に帰ったら誰もこの世界を救った事を知らないんだよ!$m$cそれでも帰るさ。なぁ、ティル。$l$sえ、ええ。もちろん。$r$s[レイラ]$g ・・・そうですか。わかりました。もう帰られますか?$m$cあぁ、すぐに頼む。$r$s[ライ]$g そんなぁ。$r$s[レイラ]$g ライ、無理を言うんじゃありません。$g笑顔で送りなさい。$r$s[ライ]$g う、うん。いつか僕も兄ちゃんみたいになってみせるよ。$gさようなら・・・。$m$cおぉ、頑張れよ。じゃあな。$r$s[レイラ]$g では、「扉」を開きます。$p いつかまた・・、会える日を・・・。$g どうかお元気で・・。$m$cあぁ、あんたもな。$l$sさようなら。またいつか!!
$m$c帰ってきたな。$r$sえぇ。$m$cしっかし長い旅だったな。$r$s本当に・・・。クレオンと会ったのがずっと以前のよう・・・。$m$cまったくこれだけ働いて、得たものはこの「ネックレス」だけか。$r$sなんだ、クレオン。$g結局それはもらってきたの!?$m$cこれくらいもらったってばちは当たらないだろう?$gまぁ、記念品ってとこだな。$r$sまぁ、確かにそれくらいはいいわよね。$g でもさっき言ってた「大事なもの」ってなに?$gもしかして他にもなにかもらってきたんじゃないでしょうね~。$m$cなに言っんだ。他にはなにももらってないよ。$r$s本当に~?$gじゃあ、大事な物って何?$m$cそりゃ、なんだ、その~・・・。$r$sう~ん、怪しい。
$m$cそ、そんなことより、これからどうする。$r$sどうするっていっても。$m$c俺は旅を続けるが、お前は?$r$sもちろん私も旅を続けるわよ。$m$cそうか、じゃぁ、行くぞ!!$r$sえっ!$m$cもちろんいっしょに来るんだろ?$r$sえ、ええ!!$m$cじゃあ、さっさとしろ。$g 出発するぞ!$r$sうん!$g でも、どこへ?$m$c風にまかせて。$r$sもう、格好つけちゃって!